「はてな」にはNoを言わないと

昨日のエントリに下記のコメントを頂きました。

はてなの企業倫理を問う割には、そのサービスに依存したエントリを上げるってのは、個人の倫理上どうなんですかね?

コメント、ありがとうございます。

これに対する私の意見です。

私は個人の倫理上、「ダメなものにはダメと言う事」はとても大切だと考えています。

社会のサービス、商品について不買によって意思表示をし、社会の健全な競争に寄与すると言う方法は確かに効果がありますが、それには業界が成熟している必要性があります。
ネットサービスのように黎明期で規模が小さく、不安定な要素が多い状況では不買がサービスの質の向上に繋がらないので不買活動は良い方法では無いと考えるからです。

どんなサービス、商品も企業側の活動だけでは質が上がりません。利用者側が適切なフィードバックを企業側に届ける事で、サービス、商品の質は確保可能です。特に、ネットサービスのようにユーザーの活動が直接サービスそのものに直結しているものではそのフィードバックは大切な要素となるでしょう。
ですから、ユーザーは問題を感じたら無視するのではなく、ココがダメとちゃんと意見表明する方が社会の利益に繋がると考えているのです。

はてなの呪詛の問題は私が一人で騒ぎ立てている問題ではなく、多くの人が問題を指摘しています。少なくともホッテントリに入った人の多くは同じ問題を感じているでしょう。
しかし、はてな側は抜本的な対策を打つ訳でもなく、放置しています。これではソーシャルブックマークと言う新しい可能性が育たずに消えていってしまう懸念があります。ユーザー側は機会を見ては指摘し続ける必要があると私は思います。

例えば、デフォルトでブクマコメの表示順位を「呪詛率の低いものから並べる」だけでもかなり変わるでしょう。呪詛率の高さは当該ユーザーのお気に入られ数、スター数、過去の呪詛発言数を組み合わせて適当に出したものだけでも充分だと思います。
そして、これの実装自体はそれこそ1週間くらいの作業で済むかと思います。

たったこれだけの事もやらずに、呪詛吐き放題にしているはてな運営側にはちゃんとNoを示し続ける事。これがユーザー側に求められている事だと私は理解しています。