原発の問題は電気の問題じゃ無い

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これじゃダメ。原発の問題は電気の問題じゃ無い。厳密には「発電システムの問題」と「原発利権の問題」の2つが混じっていて本質的な問題は後者。利権が無ければ原発などとっくに無くなっていたのだから。利権を叩け


原発の議論が低俗な言い合いに陥るのはなぜかというと2つの問題を混同しているから。原発の問題は

・発電システムが持つ危険性と経済性の問題
原発利権が自らの金儲けのために悪事を働く問題

の、2つに分けて考える必要がある。
そしてもし、原発利権がなかったらコスト高で危険な原発など誰も運用しようと言わないので自然と原発は無くなる。だから原発利権の解体だけが今の日本に必要な事だと分かる。

原発には毎年4兆円規模の金が流れ込む。それらは原発関係者の隅々にまで行き渡り、官僚は天下りし放題、メーカーも電力会社もウハウハな状況を作り出している。
そもそもなぜ原発は儲かるかというと

原発は数千万年も爆発などせず安全だから爆発した時の賠償金を無視する
・充分な安全対策は金がかかるからやらない
・1万年危険な核廃棄物の処理費用を誤魔化している
という反社会的な構造の上に

・利権内メンバーが必ず儲かる価格で計算
という産官学でお手盛り価格の運用がなされているからだ。損するのは国民ばかりである。

毎年4兆円を好きに出来る夢の利権、それが原発というシステムの周りに発達してしまったのだ。

利権解体には
福島第一原発を爆発させた利権屋を未必の故意の犯罪として立件する
天下り役人、電力会社幹部、御用学者を逮捕し、原発には充分な安全対策をしないとヤバいと考えさせる

天下り構造の可視化
経産省の誰がどういう天下りをしてどういう金を受け取っているかの可視化

原発の厳密な安全対策の実施
→ちゃんとやると原発が儲からない事実を突きつける

・福島の除染、賠償費用を全原発にコストとして上積みする
・核廃棄物にかかるコストを厳密に出させて原発のコストとして上積みする
・電力会社から原発稼働協力金を原発の周囲300kmの住民に支払わせる
原発に関する隠れたコストを全部表に出し、やると損する経済構造を作る。


もちろん、今まで利権で潤ってきた連中が簡単に利権を手放す訳は無いので、ある程度の手切れ金は渡さないとならないだろう。例えば廃炉作業利権などが発生するのは目を瞑るなどしないとならないだろう。
それでも日本が人の住めない国になるよりはマシなので、徹底的に利権構造を追い込んで解体する事を目指すべきだ。

デモをする時も原発反対では無く、原発利権反対として利権屋の名前を連呼した方が余程効果的だろう。まずは原発利権屋名簿を作り、それをネットで共有して一人一人個別に叩いていく事から始めると良いだろう。

原発問題は電力の問題では無く、利権屋名簿に載っている一人一人の個人が甘い汁を吸おうと悪事を働く事の集合体による問題なのだから。