原発推進派はメンヘル

原発推進に合理性は無い

原発推進派は

  • 電力安定供給には原発が必要
  • 火力発電依存は危険
  • 原発止めると電気代が上がる

と、主張するが全部嘘だ。

電力の安定供給に必要なのは電力の自由化

日本には沢山の発電機がある。病院、工場、ビルの一部にそれぞれ設置されている。ところがこの発電機は外に繋がっていない。電力の独占を維持したい電力会社によって妨害されてしまっているからだ。
結果として日本には発電余力が幾らあっても電力不足になってしまう。電力不足は電気会社の利権が引き起こしているだけなのだ。

火力発電依存は危険では無い

日本のエネルギー全体の化石燃料依存度は高い。そのうちの一部のさらにその一部の原発分を化石燃料にシフトした所で本質的には大差ない。そして天然ガスは世界のあちこちで年々生産量が増えているので依存が少し増えた時のリスクなど全く考慮する意味が無い。
だから原発を全部廃止しても心配する必要など全く無い。
CO2増加が気になるなら地熱発電を進める方が本質的だ。

電気代を下げるなら発送電分離

韓国は日本より原発が少なく火力発電依存度が高いが電気代は3分の1だ。言い換えれば原発が多い日本の電気代は韓国の3倍だ。つまり原発の電気代への影響は些細な話なのだ。例えば原発無くして電気代が10%上がったとしても発送電分離して電力自由化すれば電気代は3分の1近くになるのだ。

電気代考えるなら発送電分離する以外意味が無い。

原発推進派はメンヘル

以上から原発を推進する合理性が全くない事が分かる。原発は1機年間1000億円も儲かる異常な金儲けネタなので利権屋は必死にやろうとするが利権関係者以外には全く合理性が無い。
そんな全く合理性の無いものを推進しようとするのはもはや精神病患者以外には説明が付かない。
よって原発推進派はメンヘルであると言える。
原発推進派はこれをプリントアウトして病院へ行くべき。

反社会的な金の流れ

原発がこんなになってもまだ政府が原発にこだわるのはそこに莫大な金の流れがあるからにすぎない。金の流れをよく表した図はこちら
http://chibichan931.blog106.fc2.com/blog-entry-274.html

そもそも日本の電気料金はアメリカの3倍もの高値だし、膨大な税金が原発に投入されている。この何兆円にものぼる金の流れは利権オヤジどもにとっては格好の甘い汁なのだ。
マスコミもグルになって原発は安全で安く、原発が無くなったら電気が止まると洗脳し続けてきたが、真実は全然違った。国民は騙されていたのだ。

コストの問題

発電コストについてはここに面白いグラフがある。
Cost of electricity by source - Wikipedia

原発がMWh当たり113.9ドルに対して、地熱発電は101.7ドル。ちなみに一番安いのは天然ガスの火力発電で63.1ドルだ。

もちろん、コストの測り方と言うのは極めて複雑なので一概には言えないのだが、少なくとも原発が圧倒的に安いとは言い切れないし、地熱は高コストだから考慮に値しないとも言い切れない。

高速増殖炉もんじゅに投入した金はすでに2兆円を超えた。この金を原発のコストに参入したら原発のコストはかなり高くなるし、事故の補償の膨大なコストまで入れたら天文学的になる。

5年かけて地熱エネルギーへ移行すべき

地熱は安全で安心で燃料が不要の理想的なエネルギー。ちゃんと開発すれば2000万kWの容量があり、日本の13%位の電力を安定的に提供できる。

実績はこちら
http://o.kyuden.co.jp/siten_tinetu

地熱発電がなぜいいかはこのエントリが詳しい。
原発の代わりになる再生可能エネルギーはこの国の地下に眠っている - 木走日記

東大名誉教授も推薦している。
東大名誉教授 原発の代替発電手段・本命は「地熱発電」 - ライブドアニュース

ではなぜ地熱発電が普及しなかったかと言うと表面的には法律とコストの問題であり、根本的には利権の問題だ。
http://www.taro.org/2010/06/post-766.php
を読むと窺い知れる。

原発に合理性は無い

全てのバイアスを捨てて事実だけを合理的に考えると原発はもう要らないという結論にしかならない。
理由は

  • 発電コストが高い
  • 事故発生時の被害が甚大
  • 廃棄物の処理方法が確立していない
  • 反社会的な金の流れを起こす

の4点で、原発をやり続ける限り日本は衰退せざるを得ない構造になっている。

もちろんすぐに全部の原発を止めるのは電力不足を引き起こし、合理的でないので5年位かけて徐々に代替エネルギーへとシフトしていくしかない。
代替エネルギーで一番有力なのは地熱発電だ。